彼らはダイヤモンドパイソンとしては、非常に小型の個体群で、成体でもコーンスネーク程度にしか成長しない。生息地は謎に包まれており、今回、Morelia Reptorが最も信頼をおいているEUブリーダーからの入手事前にも、再三の確認をしたが、彼らもまた、その情報を持っていないという。
MoreliaReptorは2005年から、その「大きくならないダイヤモンドパイソン」の存在を知っており、入手に着手していたところ、昨年2007年に、EUブリーダーのもと、初のハッチングに成功。そして今回の初来日となった。
色彩は通常のダイヤモンドパイソンとの大きな差異はないが、黄色味が若干強く、パターンの中には赤みを帯びたものも存在するらしい。その生態は、ダイヤモンドパイソンと変わらないが、彼らは、樹上性の傾向が強く、枝を好む。性質はパイソンとしては、とてもふがいないほどに穏やかであるが、餌を認識した際には一変して攻撃的な捕食行動に至るらしい。
ある程度の大きさと重量感が魅力である本種(亜種含む)において、「大きくならない」はモレリアファンとして賛否両論だとは思う。しかし、「大きくて飼えない」と考えていたマニアにとっては、朗報と言っていいだろう。いずれにせよ、モレリアファンの裾野拡大に役立ってくっれるという願いも含め、非常興味深いモレリアである。
ドワーフダイヤモンドパイソンFemale
シガレットとの比較でその「小ささ」が判る。 |
ドワーフダイヤモンドパイソンMale
こちらも6歳の個体。 |
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